夢って不思議だね、こんなにある幻想物語

トラスティベル ~ショパンの夢~ ④

各章 あらすじ③

第7章 英雄

大事には至らなかった一同だが、衝撃波によってクレッシェンドとセレナーデが負傷してしまう。クレッシェンドはアレグリットたちに巻き込んでしまったことをわびながら、この世界を守って欲しいと一向に頼む。アレグリット達の目の前にはレガートが空間を捻じ曲げて作ったと思われる次元の穴が開いており、状況を把握できない一行だったが、このままレガートを放っておくのはできないとして、意を決してその穴の中へと飛び込むのであった。

次元のアナの先、次元の狭間にたどり着いたアレグリット達はそこから先へと進むと、そこには月の都エレジーがあった。そこで暮らしている住人とは、鉱封薬によって魔法が使えるようになった代償として成仏が出来なくなり、あの世にもいけず、この世にも留まることを許されない人々の魂がそこには残留していた。さらには、この世界には時間、という概念が存在しておらず、永遠に何も変わることのない全てが停滞した世界だったのだ。目の前の真実に驚くアレグリットたちを尻目に、目の前の魂達は何かを気にすることなくごく自然に暮らしていた。そんな光景を目の当たりにして圧倒されているアレグリットたちに対して皆一様に、ここに来たことで本当の幸せを得ることができた、と語るのだった。

事実を受け止めて、先に進もうとするアレグリットたちであるが、夢幻砂丘へと続く道には強力な結界が展開されており、それ以上先に進むことができなくなっていた。エレジーの長老曰く、光る鍵盤の塔のシロフォンの頂上に結界の制御装置があり、それを解除することができれば先に進めるようになると教える。アレグリット達は急ぎシロフォンの塔へと赴き、そこで課された試練を何とか乗り越えて頂上へとたどり着き、制御装置を守る魔物・オーガキングとウィックドシュラブを打ち倒して、装置の解除に成功するのであった。

結界の抜けた先の夢幻砂丘を抜けて、アレグリット達はエレジーの住民がレガートを見かけたと語る、砂の巨塔ダブルリードに辿りつく。頂上への道を守る4体の守護者を次々と打ち倒していき、アレグリット達は順当に先へと進むが、その中でショパンは一人以前から抱いていた疑問が膨らみ続けていた。

この世界は自分が作り出した夢のはず、しかし今起こっている事態、そして周りに居る人々はそれぞれの思いを胸に生きており、ショパンはそんな仲間達と共にいることで強い団結力を感じてもいたが、どうにも疑問の霧が晴れることはない。ここは本当に自分が作り出した夢の中なのか、ショパンの疑問は後に彼をある行動に促すことになるのだった。

ダブルリードの最上階には、かつてレガートだったもの、ルインボディが待ち構えていた。アレグリットの号令とともにルインドボディとの激しい戦いが開幕し、苦戦しながらもアレグリット達はルインドボディを打ち倒すのであった。レガートの魂が浄化された瞬間、レガートがロック山で明けたのと同じような穴が突然発生する。今度は何があるのだと思う一同だが、ショパンは何かを覚悟したような表情で穴の中に向かう。後ろから聞こえる仲間の声に振り返ることなく、ショパンは穴の中へと飛び込んでいくのだった。

三島由紀夫は夢と転生の物語を…。
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最終章 鏡天花

次元の穴を超えて一行がたどり着いた先には、荒野と化したテヌート村の花畑が待ち構えていた。そこでショパンはアレグリットたちに告げる、君達は自分が作り出した登場人物に他ならないと。

いきなりすぎるショパンの豹変に混乱するしかないアレグリットたちだが、ショパンはそんな彼らに問答無用とばかりに襲い掛かるのであった。ショパンは、ここが本当に自分が作り出した夢ならば、アレグリット達が自分には勝てるはずはない、そしてここが本当に夢なのか、あるいは現実なのか、それを確かめることを目的にしていた。強い絆で結ばれてたはずの仲間達に刃を向けるショパンに対して、アレグリット達は躊躇しながらも彼を迎え撃つ。

そんな中でポルカは、ショパンの決意に対して人知れず悲しみを見せていた。

ゲームでも夢を題材に物語が…。

エピローグ

戦いの結果、ショパンはアレグリット達に負けた、それはつまりここは夢の世界、ひいては偽りの世界ではなく、アレグリットたちも確かに存在しているということに気づいたショパンは安堵する。

ショパンが崩れ落ちるのを悲しげに見ていたポルカは、今までずっと秘匿していたことアレグリットたちに語る。そしてポルカは崖まで足を運び、自分が死ぬことでこの崩壊しかけている世界を10年前までリセットして戻すことが使命なのだということを明かした。自分のトラスティの輝きはそのためにあると、チェロの木の老婆はポルカのその役割を知っていたためにあのときのような言葉をかけたのである。

アレグリットの呼び止めも届かず、ポルカは崖から飛び降り、そして命を落とすのであった。アレグリットはこんな結末は認めないとしてショパンに対して叫ぶ、本当にこれがお前の夢ならこんな結果なんて変えろ、とアレグリットは慟哭するのであった。

ショパンが目を覚ます、これが本当に夢なのか、これで本当にいいのかと・・・・・・。

現実のポーランド・ワルシャワでは、ショパンが息を引き取ったことを確認した医師が家族に告げる。早すぎる死に悲しむルドヴィカとポトツカ、そして現実のショパンは確かに死亡する。

その頃、テヌートの花畑、4歳のポルカは母のソルフェージュと共に花畑を歩いていた。

このまま母と一緒にいられる、そう思っていたポルカにショパンが呼び止める。本当にそれでいいのか、14歳で命を落としていいのか、君には待っている人がいる、だから生きなさい、とポルカは彼の言葉を聞いて心打たれる。

自分にはまだやり残したことがある、ソルフェージュに別れを告げ、ソルフェージュはそれを受け入れながら涙する。

やがて無数の光るアゴゴによってポルカは天空へと導かれていき、ポルカを失ったソルフェージュは悲しみながらも、彼女の幸せを願うのであった。

ショパンは悲しむアレグリットを悲しみの表情を浮かべて見ていると、そこへピートがポルカが咲いていると叫ぶ。アレグリットはその叫びを聞いて顔を上げると、そこには輝きを放っているアゴゴに包まれながらポルカが宙に浮いていたのである。

ポルカが着地すると、荒れていたはずの世界に一面に沢山の花が咲き乱れた。ポルカのトラスティの輝きによって世界は救われ、そしてショパンの働きによってポルカの終わることのない死の無限連鎖から解放することができたのである。救われたポルカを見てアレグリットは涙して喜ぶ。アレグリットはポルカと強く抱き合い、生きていることを喜び合うのだった。

現実の世界、魂だけの存在になったショパンは静かにピアノを引き出す。ピアノの音に併せて、ポトツカはショパンを失った悲しみを表現するように歌い始めるのだった。